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曲水のうたげ あけぼの椿
晴れの日のひとときが、列席された方たちの絆を繋ぎ、やがて想い出となって歴史が紡がれる・・
お披露目の宴の花は椿をかたどった刺繍、大切な人同士の繋がりを網目と螺旋模様の糸刺繍で
百年も昔の繊細な素材で刺繍を施し、物語を紡ぐようにして仕上げたドレスです。
京都に枝垂れ梅と椿の花が毎年同時に咲く神社があります。
若紫、葵、藤壺・・源氏物語にゆかりのある様々な名前の椿の花が咲く
その庭を流れる川のほとりで、平安の時代の昔から和歌が詠まれ続けてきました。
王朝時代を偲ばせる雅やかなその行事を曲水の宴といいます。
温かな家の庭の土をイメージして生地を重ねたスカートは、日溜まりのような生成り色をして
庭に咲く花の刺繍のなされた立体的な身頃から、柔らかく水が流れるようにレース柄を繋げています。
梅の花の小枝がしなやかに枝垂れるような刺繍の被りヴェールを最後に合わせました。