・ ・ 月の花嫁(マグリットの貴婦人と木の花かぐや姫)・ ・

お式直前のKaoriさん。いつかどこかで見かけたようなご表情です。

Kaoriさんの、表現のテーマはミュシャでしたが、

根底のテーマは、マグリットでらしたように思います。

竹林の中でのお式は、竹取物語の月に帰るかぐや(赫映)姫を思わせるようで、

秋桜を飾ったリハの夜での、さくや(咲耶)姫のようなKaoriさんを思い出したのでした。

このマグリットの、明るい空と鳥と雲と卵の「春」という絵の

夜バージョンには、「帰還」という題名が付けられています。

「風」という名前の、御茶ノ水のレストランのお庭で、

Kaoriさんのお式がはじまりました。

→当日のお写真へ

・ ・ 月の女神アルテミス(星の花嫁)・ ・

Kaoriさんの、お式当日のお色直し姿。

Kaoriさんの願いは、ミュシャの「フラワー」のような、

フラワーコーディネートでした。

鉢植えの、白い秋桜を摘んで飾った、

ヘアメイクリハーサルコーディネートを経て、

ひとえ咲きのバラ、ピュアを中心に、色とりどりのトルコ桔梗を、

淡いグリーンを基調に、寒色系パステルトーンでまとめ上げて。

「いと際立った女人(ひと)として輝く様(さま)は、

日の沈んで薔薇色の 指もつ月が輝き出(い)で、

星の光を奪うにも似て 差し出(い)でる月こそ

からい海面(うなも)や一面に  花の咲き添う野原(のばら)の上に、

輝く白銀(ぎん)の光を降り注ぎ 白露は玉なして地に滴(したた)り、

薔薇やたおやかな芳香草(アントリュスカ)、

花うるわしの蜜蓮華(メリロートス)が」 ほころんで。

Kaoriさんのお式当日の花嫁姿を通して、「夢十夜」の

一夜目が、ギリシアの古代詩に通じていたことに気がつきました。

 

 

→Nexp Page 月の花嫁(マグリットの貴婦人と木の花かぐや姫)へ

・ ・ 桜草と秋桜、羽根と心根 ・ ・

秋の桜、白いコスモスを飾って、ヘアメイクコーディネートリハーサル。

バラの花で着飾るつもりのドレスが、

Kaoriさんの心の花のドレスに変わった、エピローグ。

Kaoriさんが送ってくれた3枚の絵の

残る1枚は、ミュシャの「桜草」と「羽根」でした‘。

桜の花のような一重咲きのバラ、「ピュア」を、

リハーサルの前夜から用意していたのですが、

翌朝にはすっかりしおれてしまっていたため、

あわてて急遽、鉢植えの秋桜をご用意しました。

秋桜の花びらは、赤とんぼの羽根のようでもあり、

着物や浴衣のような、日本的なドレス姿になりました

「黒い瞳の中に鮮やかに見えた自分の姿がぼうっとくずれてきた。

静かな水が動いて写る影を乱したように流れ出したと思ったら、

眼がぱちりと閉じて長い睫(まつげ)の間から涙が頬へ垂れた。

すらりと揺らぐ茎の頂に心持ち首を傾けていた細長い一輪の蕾が、

 ふっくらと弁(はなびら)を開くと真白な花が鼻の先で匂った。

遥かの上からぽたりと露が落ちたので、花は自分の重みでふらふらと動いた。

露の滴(したた)る、白い花弁(はなびら)に」 くちづけて。

夢十夜の一夜目は、結婚の物語だったことに、Kaoriさんの

花嫁衣裳をつくらせていただいて、あらためて気がつきました。

 

→Nexp Page 月の女神アルテミス(星の花嫁)

・ ・ ミュシャの「フラワー」 ・ ・

ターコイズブルーのイヤリングとエメラルドグリーンのシルクショール

Kaoriさんが送って下さった絵はほかに、ミュシャの「フラワー」でした。

ベルエポックの時代、西洋でよく描かれた、日本の着物のふる袖の、

薄く柔らかなシルクジョーゼットの、透明感のあるドレープを水のように、

浴びるかのように衣を纏うだけの、ミュシャの絵の中の女神のように。

浴衣の結び帯のようなショールを、羽根のように結んで笑顔のKaoriさんの、

いつか袖をぬらした泉の色の、雫のモチーフのアクセサリーを胸に飾って。

→Nexp Page 桜草と秋桜、羽根と心根

・ ・ 「マルグリット」のプロローグ ・ ・

Kaoriさんの本仮縫い時の、ヘアメイクリハーサルで

Kaoriさんが一番お好きなマグリット、空に雲がポカと浮かんでいる絵。


平凡に見えるのだけれど、昼と夜とが同時に存在している、不思議な風景


ちょっとシュールな感じ、すこしメランコリックになるような


まだドレス「マグリット」は本仮縫い、ヘアメイクリハを経てカタチになる途


なんとなく雲のような、ベリーショートヴェールを、絵の中の雲のように


お式前の、花嫁の気持ちの一部分を表した、そんな、Kaoriさんの「プロセス」のプロローグ。

 

 

→Nexp Page ミュシャの「フラワー」

ヘアメイク作例:高橋亜子

高橋亜子さんのヘアメイクの特徴は、繊細さです。

ノーメイクのようなナチュラルに見えて、

実は技術をこらして自然に仕上げています。

スカートライン別リンク

ショート丈

 

スレンダーライン・エンパイアライン・マーメイドライン(細身のスカートです)

 

Aライン、ベルライン(大きめのスカートラインになります)

→会場別リンク

→花嫁たちの写真集