1) 心に咲く花 夢の花

・ ・ プロセス・Minako様 ・ ・

1) 心に咲く花 夢の花

ドレスのデザインやラインをご一緒に考えさせていただくために
まず教えていただけたらと思うのは、好きな花についてでしょうか。

「美菜子さんの花嫁衣装のイメージ」

持ちたいブーケのイメージ、ブーケに使いたい花々以外にも
子どもの頃から好きだった花、お家の庭に春ごとに咲いて親しくしてきた花
たとえ名のない野花でも構いません。心惹かれる花のイメージをお話し下さい。

「グリーンのコーディネートイメージ」

ただ花のことばかりに限らず、最初にひなぎくを訪れていただいた際には
花嫁姿に持たれているイメージを何でも、漠然とでも伝えていただければ、幸いです。

初秋にご結婚される美菜子さんは、ミュシャの絵を幾つか送ってくれました。

「ピンクのコーディネートイメージ」

美菜子さんが見せてくれた彼女の好きなもの、心惹かれるもの、
たくさんの画像や絵の中に、結納の時のお写真があるのを見つけました。

江戸っ子の美菜子さんらしいこの可愛いらしいお着物姿を拝見した時、

ミュシャの描くヴィクトリア調の女性像、薔薇をまとった衣装の曲線と、
着物に描かれた木に咲く花の柄、和服パターンと帯の直線とが、折りなすフォルム。

彼女の花嫁姿が見え始めたように思えました。

「深い森の妖精のイメージ」

花嫁衣装への願いを共にさせていただくための鍵は、
いつも思いがけないところにあるように思います。

花嫁の声を聞きながら、別の方向から、別の道をたどって
深い森に分け入ってゆきます。

同じ花を目指して。

 

 

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