投稿日: 2019-04-162019-04-16 投稿者: hinagiku桜隠し 桜の花に雪の降る、春と冬の季節が重なり合う境い目の、今日は桜隠しの日になりました。ゴッホのかなしみという絵には、老いた女性の背景に可憐な花が咲いている、花の色はのうたの「花」には、現実の花と、女性である自分自身と、二重の意味がある。ひなぎくの生地も、異なる色、異なる世界を重ね合わせて、重層性を表します。すると動いたときに、複雑なニュアンスが出てきます。複雑なニュアンスが「生きている」ということ、うた、和歌のように、生命を宿せるドレスをつくりたいと思っています。冷たい雪は花に厳しいに違いないですが、一方で、雪が降ることは桜の散るのを止めている。時間をとめて桜の花をこの世に留めている。色んな見方の出来る、立体性をもったドレスをつくりたいと思います。