・・未開紅(みかいこう)・・
2:未開白(みかいはく)
春を迎える前の季節のお式の日だからこそ
Ayanoさんのドレスに春の花開く様を描けたらと、
本格的な春の到来、お彼岸、春分の頃を思いながら、
優しい金、薄黄の色を白地のドレス、ヘッドドレスに挿して
エドマンド・デュラックのこの草木花の絵のように
切り替えライン刺繍をしてほしいと日香さんにオーダー、
優しい日の光と同時に、水の中も表現できるよう、
蓮の花を胸元中央にモチーフ刺繍をしてもらうことに。
デュラックの絵を集めた日香さんのピンを見ながら考えました。
http://pinterest.com/mukainichika/edmund-dulac/
ドレスの切り替え線に梅の花の蕾の小枝のようなラインを描いて、
虹(オーロラ)色に光る白や透明な素材に黄色を挿してゆこうと、
春の日の光を夢見て生まれてくる固い花の蕾やなぎさの蝶を思いながら、
今は未だでもやがて来る晴れの日に向かって私たちは製作を始めました。